よしみつがイスをつくるとき、まず、アイデアスケッチをします。イメージが固まったら、その10分の1の図面を構造を考えつつ描きます。これでよいかなと思ったら、5分の1の図面を描きます。そしてその模型をつくります。図面という平面を立体にすると微妙なバランスが解ったり、またアイデアがでたりで、また5分の1の図面を何枚か描きます。そしてその模型をつくります。そうしていくつもを見比べてこれでよし!と思ったら、原寸図面を描いて、工場にお願いします。
3月3日は横須賀美術館でイスの模型をつくるワークショップをします。
参加者いらっしゃるかしら?と心配していたのですが、希望者が意外や多くて午後1回の予定だったのに、午前も増やすことになりました。イスに興味を持っていただけるなんて、嬉しいですね〜。
本当はデザインをして図面をおこし、模型をつくるのが一番楽しいと思うのですが、なにしろ3時間という時間制限があるので、デザイン、図面が難しい方はリートフェルトのイス2点から選んでその模型を作っていただこうと思います。リートフェルトのイスは本当に単純、簡単でありながら、よく出来ていて、野暮にならず洗練されていると思います。よしみつが30年ほど前にアムステルダムで購入したリートフェルトの本にリートフェルト自身が描いた図面のコピーがあります。(これってレア物ではないかしら?!私はみたとき嬉しくなりました!)こちらも持っていきます。2点の5分の1の図面はよしみつが解りやすく描き直しました。図面という平面が立体になっていくのは面白いです。楽しいワークショップになればよいと思います。
横須賀美術館に展示されている4点のイス。何度も作り直した模型も一緒に展示されています。少しずつバランスやつくりが違っています。ワークショップに参加されない方もイス展でこの模型もみてみると面白いと思います。是非ご覧になってください。